こんにちは~
画材LOVEなあさえかおりです。
今回は趣向を変えて水性マーカー。
呉竹 ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ 150色の自作カラーチャートです。
※2022年新色30色が発売されましたのでカラーチャートを追加しました(翌年さらに新色30色追加されましたがカラーチャートはしばしお待ちを…)
全180色ですが、セット売りは120色までで、新色60色は今のところ「30色セットB」「30色セットC」として別売りです。(単色販売もあり)
いわゆる筆ペンタイプのマーカーで、コピックスケッチのようなブラシニブではなく、細めの毛筆になっています。
「水彩タッチの表現ができる」とのことですが、実際に塗ってみたところ、透明水彩よりもどちらかといえばカラーインクに近い発色だな~と感じました。
染料インキなので当然といえば当然ですね。
透明感があるけれど、ひと塗りでも濃く発色しますし、塗り重ねれば紙に染み込む感じで更に色濃くなります。
塗った上から水筆でなぞるとぼかしやにじみ、グラデーションも作れます。
ただ、色によって溶け方に違いがあったり、元の色と水で薄めた色で印象が変わる(赤みが強くなったり青が強く出たりなど)ことがあるので、狙った色に仕上げるには何度か試して慣れが必要。
紙との相性も重要で、水彩紙の中でも滲みどめが強いか弱いかによってかなり発色に差があります。
染み込みの強いコットン紙では、色は濃く暗めになります。
あまりインクを吸わない木材パルプ紙のほうが明るい発色で、水を使ってのぼかし等もやりやすく感じました。
ただし、紙の好みは人によってかなり差が出る部分ですので、いろいろな紙で試して見るのがおすすめ。
いずれにしても、水を多めに使うのであれば紙は200g程度以上の厚みがあるものが使いやすいです。
そして、筆先が7ミリ前後と小さめのため、大きな画面を塗るのは結構大変です。
自分は気が短いヒトなので、この筆のサイズではB5くらいまでの絵が限界な気が。
ハガキサイズからMSサイズくらいまでだと丁度良いかな~と感じました。
もちろん、根気強い方なら時間をかければもっと大きな絵を塗ることも可能でしょう・・・
逆に、筆先のまとまりがよく細い線が引けますので、繊細な絵にはとても向いています。
薄めから濃い色まで色数豊富で、人物の塗りに使える薄いベージュやブラウン、グレーのラインナップも取り揃えられているので、コミック系などのイラスト用途には特に向いていると思います。
なにより、パレットなどを用意せずに手軽に色塗りができるのはとても便利。
お気に入りの色を選んで屋外スケッチに持っていくのなんかも楽しそうですね~