トンボ鉛筆 色辞典

油性色鉛筆

こんにちは~

画材LOVEなあさえかおりです。

今回はオシャレなパッケージが目を引く国内メーカーの油性色鉛筆のご紹介。

トンボ鉛筆 色辞典 100色の自作カラーチャートです。

長年カラーチャート上部の90色展開の製品でしたが、近年カラーレンジの隙間を埋める使いやすい色として下部の10色が追加されました。

基本的には硬質寄り芯ですが、追加された10色は少し柔らかく感じられます。

セットでは「ペールトーン」「ビビッドトーン」「ディープトーン」など10色ごとにケースに分けられて収納されていて、それぞれの赤系・青系・緑系といった色がグループ分けされているので、一般的な色鉛筆と比較するとちょっと変わった色展開になっています。

どちらかといえば純色に白や黒を混ぜる比率によって色が作られ、数百色といった多色展開をされがちなソフトパステルの考え方に近く感じます。(もしかして色辞典リリース時にはいずれはもっと色数を増やす予定があったのかも…?)

といった想像はともかく、他の多色の色鉛筆と比較しても珍しい色が多く、グラデーションを作りやすい色展開でもあるので、植物や動物など自然物の着彩に向きます。

また、往々にして色が薄くなりがちな蛍光色も、意外としっかり発色しています。(カラーチャート画像では実際の色を再現できていませんが、F-1~F-10が蛍光色)

花びらや人物の肌などの同系色に重ね塗りして発色を良くしたりできそうです。

※ちなみに硬質寄りの芯の場合、濃い色→薄い色の順に塗り重ねたほうがハッキリと色濃い画面に仕上げる事ができます。

取り扱い店舗が多く、画材店のみならず大きめの文具店や書店などでも単色売りがあり、補充にはとても便利です。

価格帯は学童・事務用の次くらいの水準で、多色セットでも比較的手に取りやすいのではないでしょうか。

そして、30色セット×3の「辞典」のようなパッケージは、揃えて飾りたくなりますし、プレゼントにも喜ばれそうです。

和名の色名も珍しくて特別感がいい感じ。

硬めの芯が苦手ではなくて、個性的な色の種類に興味のある方に特におすすめします!