スタビロ カーブオテロ水彩パステル色鉛筆

パステル色鉛筆

こんにちは~

画材LOVEなあさえかおりです。

今回は満を持して?パステル色鉛筆のご紹介。

スタビロ カーブオテロ水彩パステル色鉛筆 60色セットの自作カラーチャートです。

スタビロはドイツの筆記具メーカーですが、このカーブオテロ水彩パステル色鉛筆はかなり古くからあるロングセラーの色鉛筆です。

「パステル色鉛筆」は文字通りセミハード~ハードパステル状の芯が色鉛筆の形になっているので、手が汚れずに描ける・鉛筆のように削って芯を尖らせて細部を描写しやすいという特徴があります。

色鉛筆と名前がついてはいますが、芯はパステルであるため、描いたままの状態では紙面への定着が不十分です。

こすると色が落ちたり画面が汚れてしまったりするので、定着にパステル用の定着液の塗布かスプレーフィキサチーフをかける必要があります。

パステル画を描く場合に細部の仕上げ用に使用することもできますが、もちろんこれだけで着彩することもできます。

普通の色鉛筆よりも濃く強い発色で、一般的な色鉛筆画の仕上がりとは全く違った画面になります。

私は今のところ試してみてはいないのですが、支持体(紙)にサンドペーパーを使用して描かれているのを見たことがあります。

一般的なのパステル画用紙よりもしっかりと色がつくようで、自分でも使用してみたいな~と思っております。

ちなみに、「キャンソン ミ・タント タッチ パッド」というサンドペーパー様に表面加工されたパステル画用紙もあるようです。(パステル画によく使用されるいわゆる高級色画用紙の「ミ・タント」とは別物)

こちらはクリーム・フランネルグレー・セピア・スティジャンブラックの4色が各3枚閉じられたパットで、パステル用らしい色が選べる点が良さそうなのでこちらも使ってみたいところです。

…実を言うと、パステル色鉛筆を最初に使ってみたときには今ひとつ良い使い方がわからず、うまく活用できなかったのです。

余分な粉で紙面を汚してしまったり、鉛筆状なので筆圧が強くなりがちで、棒状の普通のパステルで描いたときより消しゴムや練り消しで色を落としにくかったり。

粉状にして薄く伸ばして塗るふんわりとしたパステルイラスト調にはあまり向いていなかったのですが、もっと濃く塗って密度の高い画面を作りたい場合には向いている画材です。

伝統的な「ザ・パステル画」というような技法や、技術のある方だとスーパーリアル系の絵もいけるようです。

ところで、製品名に「水彩」とついていますが、一般的な水彩色鉛筆の意味ではなく、パステル自体が一応水に溶いて描くこともできる画材ではあるのでそういった表記がされているのかな~?と感じました。(水を使った技法で描かれている方もいるのでしょうか?)

一般的な色鉛筆に飽きた方や、新しい技法を試してみたい方なんかにもおすすめです。

カラーチャートの通り、発色はとても鮮やかで美しいですよ。

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